アサノ不燃が(仮)不燃木材連絡協議会に参加して・・・(2016年4月28日)
アサノ不燃が(仮)不燃木材連絡協議会に参加して・・・(2016年4月28日)
3月15日、一般社団法人都市防災不燃化協会の呼びかけにより、(仮)不燃木材連絡協議会設立準備会が開催され、アサノ不燃も参加いたしました。
北は北海道札幌から南は鹿児島の不燃木材の製造や販売に関係する会社が31社、総勢50名強の方が集まりました。
不燃木材業界初の事です。
不燃木材は5年前に国土交通省が、建築基準法の内装不燃材料として木材の不燃認定材の品質に関して不適合製品が市場に出回っている事を危惧して、抜打ち調査をしました。その後、不適合メーカーには厳しく指導がなされております。
その様な経緯もあって、一般社団法人都市防災不燃化協会が不燃木材の業界団体を作るべく公益的立場での事業を進めていました。加えて業界の情報交換や意見交換の場としての連絡協議会の設立を呼びかけてくれました。
公益的事業として、「推奨不燃木材認証」を行うに辺り、国土交通省や建築研究所、それに各不燃木材メーカーの皆さまの意見を聴収している折に、協会員以外も意見交換が出来る場所がほしいという話を多く耳にしたことが、不燃木材連絡協議会の設立につながったそうです。
皆さんで屈託のない意見を出しあい不燃木材の安全安心の信頼性のアップや市場への普及につながる事に、当社も真剣にかかわって行きたいと思います。
会場では参加者皆さんのご意見も聞く事ができました。
自ら不燃の認定を取得しているメーカー、認定番号を借りて製造をしているメーカー、これから不燃木材の製造を始めようとしている会社、それに販売代理としてOEM販売をしている会社、また不燃木材を販売施工している会社に木材の塗装剤を作っている会社など、いろいろな立場からのご意見がありました。
これからまさしく都市でも木材の活用が望まれている時代になっている事を、参加企業の皆さんが強く感じている事がひしひしと伝わってまいりました。
また、東京オリンピック関連の施設にも多くの木材の利用が望まれている事も業界からの声として再認識しました。
都市防災不燃化協会と新たに立ち上がる不燃木材連絡協議会がしっかりと連携を取り合って、これからの日本の木材活用の新しい時代を作る羅針盤になるのではないかと思えるような会議でした。
大いに期待をしていただけるように、当社もしっかりと役割をもって頑張りたいと思います。