「木粉で硬質ウレタン断熱材を不燃化」についてHousingTribuneに掲載されました
硬質ウレタン断熱材の表面に不燃木粉をパックして塗布することで、国土交通大臣「不燃材料」認定の性能基準を確認した当社の技術について、住生活産業に関する総合情報誌「HousingTribune (vol.688/2024年8月9日発行)に掲載いただきました。
ウレタン系の断熱材は、高い断熱性に加え、耐水性もあり、軽量のため施工性が良いことも特長です。さらに、気密性が高く、隙間なく施工できるため、長期間の断熱効果が持続しやすいメリットがあります。
しかし、建設作業中に溶接火花などから引火しやすく、ひとたび引火すれば、無色透明な有毒ガスが数分で発生します。建物火災の場合、内部でくすぶり続け、一気に爆発的な燃焼が発生するリスクもあります。また、断熱材は、外壁と内壁の間に施工されるケースが多いため、延焼しやすく、消火しにくいことから、膨大な被害や人命が失われる事故が起こっています。
今回の技術開発をふまえ、今後、不燃木粉パックの断熱材をパネル化すれば、製品の品質一定化も可能になるため、大きな火災事故を防ぐことの一助となります。建設会社様や断熱材メーカー様、商社様、施工会社様と共同で製品開発を検討しています。