東日本大震災から8年、不燃木材の国土交通省の抜き打ち検査からも8年、
震災被災地での不燃木材の燃焼実験を「夢の扉+」が
東日本大震災の年に国土交通省で不燃木材の抜き打ち検査が行われました。不燃木材認定番号10社中9社が不適合となり、界としては衝撃的な結果でした。
木造建築や内装木質化が論議が活発になり始めて時期の木材産地でもある東北地区での東日本大震災。それに木材の防耐火での期待が大きかった不燃木材の不適合品での不燃木材の不信感など、木材業界でも考えさせられる2011年になりました。
そして震災の翌年にTBSの「夢の扉+」で『日本初認定!”燃えない木材”で安心の生活を届けたい~原点は山への感謝…木材需要を増やして山をキレイに!~』と題してアサノ不燃の技術で実験をする事になり、実験場所は被災地で行う事が決まりました。
津波で街並みが丸ごと流されてしまった石巻市の北上川河口域での燃焼実験
都内での実験の話もありましたが、すべてを失った大地ー木材産地でもある石巻市ーの北上川河口域で行う事になりました。すでに瓦礫の片づけは終わっておりましたが、地面にはところどころ住宅の基礎が残っており、考え深いものがありました。被災地での新しい木材技術の実験にはいろいろな意義があります。
石巻市長や地元の消防署の方などが片津を飲んで実験をみて頂けました。
将来に向けての期待も被災の地から届ける事が出来たと信じております。
不燃木材業界一丸となっての8年の動き
6年前から一般社団法人都市防災不燃化協会が設立されて、不燃木材の信頼を回復をして、安心安全に使用してもらう為の活動も始まりました。
4年前には不燃木材の業界団体も出来ました。昨年度から経済産業省JIS原案の作成やあたり、また林野庁の委託事業での難燃薬剤処理木質材料の品質管理に関してなど、業界団体と有識者や行政のメンバーで委員会と設立して、不燃木材の技術と性能安定に向けての議論をしました。
いよいよ、木材の活用を進めて行く為に、不燃木材業界が連携協力として行く動くが始まりました。
アサノ不燃も大いに参加をして行きたいと思います。