不燃素材を体験する −建築再生展2015 出展の様子−
不燃素材を体験する −建築再生展2015 出展の様子−
2015年6月3日〈水〉〜5日(金)の期間中に開催された建築再生展2015にアサノ不燃/セルフネンは(一社)都市防災不燃化協会ブース内に出展しました。展示会期間の3日間は梅雨の時期を感じさせる不安定な天気の中、多くの方にお越しいただきました。今回のブログは展示会の様子をご紹介いたします。
今回展示した(一社)都市防災不燃化協会の会場は、建築設計事務所の株式会社小林・槇デザインワークショップ(KMDW)が設計を行った、ベニヤ板のパーテーションによってつくられています。これは、切込みの入ったパーツを、特殊な道具や知識なしで、ただ差し込むだけで組み立てられるシステムで、会場の限られた時間での施工も可能としています。
また、このパーテーションは、簡易に解体し、板の状態で保管でき、組合せ方でレイアウトの変形や、拡張等も可能なため、4回目となる建築再生展で、毎年再利用しているものです。
セイホク株式会社によるパーティション施工の様子
また、会場には、KMDWと慶應義塾大学小林博人研究室が共同設計している、ベニヤハウスのモックアップも展示されました。これは、パーテーションのシステムをさらに進化させたもので、素人が簡易に組合せ建てられる家です。今年の夏に、ネパールに送ることを目指して設計中の家の一部が、実験的に組み立てられました。
KMDW+慶應義塾大学小林博人研究室 展示作品「ベニヤハウス」施工の様子
今回、アサノ不燃/セルフネンは体験型の展示をしました。
まずは、不燃木材をはじめ、木ぬり壁やその他、和紙や布などの各不燃素材を触っていただき、質感や風合いなどをご覧いただける展示です。ご覧になられた皆様からは「どこに使えるのか」「木材以外に不燃処理することができるのか」など、使用方法や技術について高い関心を持っていただきました。
また、不燃素材をより知っていただくために燃焼実験をするコーナーも設けました。普段の生活で、不燃素材を燃やしてその性能を直接ご覧になる機会はありませんが、不燃処理をした木材をはじめ、和紙や開発中の素材など、燃焼の様子を直接ご覧いただき、製品の性能を実感していただけたのではないでしょうか。
また、隣のスペースでは株式会社レストが立体不燃木材の展示を行いました。アサノ不燃のスギ・ヒノキの無垢材、ウレタン塗装仕上げ、アンティーク風に表面を加工した古代シリーズに続き、OEMとして新たにできた製品です。立体不燃木材は不燃木材の表面をルーターやプレス機で表面に加工を施すことで、木目の暖かみある柄だけでなく、様々な表現ができ、不燃木材の意匠性が広がります。展示会中は多くの設計士の方にご覧いただき、機能性と意匠性の高さにご好評いただきました。
今回、建築再生展2015アサノ不燃/セルフネンブースにご来場いただきました皆様、誠にありがとうございました。
弊社ショールームでは不燃木材や不燃素材の展示以外にも、不燃素材の燃焼実験や今回の展示会に出展した株式会社レストの立体不燃木材もご覧いただけますので、ご興味のある方はぜひ、お越しください。
なお、ショールームへお越しいただく際には、事前にご予約していただけますと幸いです。
係員がご案内いたします。