「環境ビジネス海外展開セミナー in かわさき」にアサノ不燃が参加して来ました
「環境ビジネス海外展開セミナー in かわさき」に参加して来ました
2018年8月28日(火)14:00から川崎フロンティアビル2階「KCCIホール」にて
川崎市(かわさきグリーンイノベーションクラスターセミナー運営事務局)の主催で「環境ビジネス海外展開セミナー」(ASEAN諸国と台湾の最新情勢と成長投資構想)に参加しました。
セミナーの内容
川崎市近辺の中小企業経営者を中心に約150名が出席。先ず最初に開会挨拶が川崎市経済労働局国際経済推進室の折原綾子室長よりあった。
次いで、「ASEAN諸国の経済概況」報告説明が国際機関「日本アセアンセンター」と題して貿易投資部、投資担当部の中西宏太部長代理から報告が行われた。日本アセアンセンターの運営は日本国政府とアセアン10か国の出資で運営されている国際機関です(東京都港区新橋6-17-19,新御成門ビル1階)。
先ず最初に、ASEAN諸国の経済規模の実感は2018年の日本に比べてベトナム(1961年)、フィリッピン(1863年)、インドネシア(1968年)、タイ(1975年)、マレーシア(1989年)となり、現代とのギャップを意識して対応する事が大切との説明。
二番目は「台湾でビジネスをしてみませんか?」(日台企業連携によるグローバル市場の開拓)と題して台日産業連携推進オフィスのプロジェクトコンサルタント坂井賢司氏(元ソニー取締役、台湾ソニー元社長/台湾の日本商工会議所元会長)が世界の窓口としての台湾企業の魅力を解説。東日本大震災では台湾国民からの寄付金が200億円で最も多額の寄付が集まり、国をあげて日本を助ける活動が広まった程、親日感情が強く、ビジネス環境としては他のASEAN諸国に比べて大変良好で中国の入口としての役割も活用できるのが最大のメリットなのでパートナーとしては最適な環境に有る事を力説。ネット社会ではあるが、パートナー候補者との顔合わせで人間的な相互信用の確立がその後のビジネスの諸問題解決の鍵となるので余りネットに頼りすぎない様にする事も大切とのアドバイスも。
最後に「産業革新機構の環境関係の投資実績と振興国進出に関する成長投資構想」と題して株式会社産業革新機構、ベンチャー・グロース投資グループの佐藤哲ディレクターが講演。株式会社産業革新機構は日本政府から2,860億円、民間から180億円の資金を基に1兆円以上の投資を行っており、投資会社にも投資している政府系の投資会社。主にインパクト投資(教育や福祉等の社会的な課題の解決を図ると共に、経済的な利益を追求する投資行動)を中心に投資中で約40億人のBOP(年収US.3,000ドル以下)を対象にしている。日本企業の多くの失敗例はオーバースペックと現地感覚での高価過ぎる値段設定。
性能が良いので値段が高くなるのは当然、と言う論理は通用しないので注意が必要。(多少性能を落としてでも現地の人達が入手可能な値段設定に知恵を絞る事が大切)。
まとめ
セミナー後の海外展開相談会にも参加して講師の方々とも名刺交換をさせて頂き、アセアンセンターや日台オフィスの主催するイベントに積極的に参加して直接、顔を合わせて海外へのアプローチをかける事が肝心と感じた。