【プレスリリース】燃えやすい断熱材の難燃化に成功、準不燃レベルの性能を確認

高い断熱性があることから、多く使用されている発泡ウレタン断熱材(硬質ウレタンボード)は、一方で、引火しやすく、数分で無色透明な有害ガスが発生し、大きな火災事故がにつながるリスクがあります。

当社は、発泡ウレタン断熱材(硬質ウレタンボード)の表面に不燃木粉を被覆した試験材の性能について、防炎基準に合格することを確認しました。また、国土交通大臣「準不燃材料」の不燃性能も確認し、認定取得を申請中です。断熱材に不燃木粉を塗布することで、燃え広がらない新たな不燃性建材として火災からの安全を確保できます。

発泡ウレタン 木粉 断熱材
左:発泡ウレタン断熱材(硬質ウレタンボード)に不燃木粉を加工したサンプル 右:未処理の発泡ウレタン断熱材

当社の不燃木粉には、木材を不燃化するために使用する薬剤のホウ素が含まれているため、3つの利点があります。
① 延焼防止効果
② 防腐・防虫・防カビ効果
③ 燃焼によるCO2発生量の低減
さらに、一般的な木粉の特長でもある、吸水性や消臭性、断熱性などもあわせもっているため、安全、健康、快適な住環境を実現できるサステナブルな建築資材と言えるでしょう。この不燃木粉の塗り材を発泡ウレタンに塗布し、乾燥させた試験材の燃焼試験を行い、合板の防炎基準に合格する難燃性能を確認しました。

発泡ウレタン断熱材 難燃 防火基準
試験後の塗布材

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