日曜日に映画を観てきました(2015年6月26日)
『やまうみあひだ』http://umiyamaaida.jp/about
全国ロードショーが無い映画です。半年待って近くで上映が決まりやっと観に行けました。・・・・・・・・・・・
一〇〇〇年ずっと、森と生きてきた日本人。
一〇〇〇年後に、あなたは何を残しますか?
豊かな自然に畏敬の気持ちを抱きながら、森から海へ、また森へとめぐる自然の恵みを感謝と共にいただき、古来、自然と折り合いをつけて生きてきた日本人。
その心と暮らしの原型を伊勢神宮に見出した写真家 宮澤正明は、ここに私達の未来への一つの答えがあると直感し、4Kカメラを手に伊勢の森から各地の森へ、点と点を結ぶ旅を続けました。
やがて見えない糸で人と人がつながり、言葉が響きあい、日本初の4Kドキュメンタリー映画「うみやまあひだ」が完成しました。
澄んだ空気を肌に感じる圧倒的な映像美、心に染みわたる音楽、そして12 人の賢人が語る知恵の言葉の数々……。
観終わったとき、新しいあなたは何を思うでしょうか。
答えはきっとあなたの中にあります。
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2013年の伊勢神宮の式年遷宮からみる日本人の山と木の付き合いを今一度考えるきっかけになりました。その2年前の東日本大震災の事にも何らかの答えが見えたような気がします。
法隆寺の鬼と呼ばれた伝説的棟梁の故西岡常一の唯一の内弟子の小川さんの言葉や、宮城県気仙沼湾で代々牡蠣養殖業を営み大震災も経験しながら、20年以上漁師による植林活動「森は海の恋人運動」を主宰する畠山重篤の言葉には感じるものがありました。
原産地の素材を活して地域や環境と密着融合するスタイルで国際的に評価が高く根津美術館、新歌舞伎座をはじめ世界中に多数の作品がを作られた建築家の隈研吾や、映画監督の北野武の日本感もこの映画の意味を理解する事が助けてくれます。
とにかく映像が綺麗でした。日本は山は本当にきれいです。
いま山に行きたいと素直に思っています。
by ゆ